暁 〜小説投稿サイト〜
『Delusion』
『綺麗な想い』

[8]前話 [2]次話


あの頃の僕ら本当に生き急いでたよね。
早く大人になりたかったよね。
腐りきった大人と社会を見返したかったよね。

世の中変えるんだって勢いだったよね。
本当に大事なことが解ってない世の中に苛立ってたよね。

今だって結局殆ど何も変わってないよ。
腐りきった大人と社会。
そして無力なまんまの僕。

ねぇ君らは今どんな大人になったのかな。
あの頃の気持ちをまだ胸に秘めてるのかな。
それとも遠い記憶として処理したのかな。

ねぇ君、君は何か変わったかな。
貴女は何か変わったかな。
貴方はどうかな。

馬鹿馬鹿しいほどに綺麗だった想いを、どうか棄て去らないであげてね。

あの頃の想いを、どうか胸に秘めていてね。



[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ