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提督はBarにいる。
棄てられた少女の歩む先は・2
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、結果がよけりゃあそれでいい」

 よく言うだろ?結果オーライって。

「あ〜……あの矢矧さんの性格だと、過程も結果も気にしちゃいそうですもんね」

「だろ?だから、いいんだよ」

 俺はそういう矢矧の基準からしたら、とんでもねぇ悪党さ。でも、悪党は悪党なりに通す筋って物があると俺は思ってる。

「わかってますよ司令、ウチの娘達はみ〜んな、ね?」

「当たり前だ、教育したのも俺だぞ?」

「さてと、なんか飲みたい気分だなぁ。たまにゃあ店休みにして飲み行くかぁ」

「おっ、いいですねぇ司令!青葉、特別にお供しますよ?」

「要らねぇよ、どうせお前俺に集るのが目的だろが」

「……あ、バレました?」

 そんな会話を交わしながら、青葉と提督は医務室の前から遠ざかっていく。この会話を矢矧が聞いていたのか、はたまたなにも知らぬままで新天地へと旅立って行ったのか。それは、誰にもわからない。
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