第二部
選抜に向けて
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場になったが4人の内、誰かを動かせば軍事力で何も問題ない。
しかしここで疑問。
史上最強ら4人が居た時点で残り3層。
生まれた魔神は4人。
一人の刻印は余分なはず。
「多かった分の古神旧印は一つも解放されてない国の中からランダムに選ばれて、その国の無明都市を解放する為に使われるらしいよ」
向子によると実際そうなったらしい。
「自国の解放が終わっても古神旧印を完成させる意味は有るんだな」
(戦う理由が減らないで良かった)
紫闇は安心して戦いに臨む。
その覚悟を決める。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「紫闇、ちゃんと聞こうね」
「話を戻すわよー」
ぶっちゃけた話、どの国も他の国を蹴落とすことに必死なのだ。
日本は既に無明都市の完全解放を成し遂げ他の国よりも先んじているからマシ。
しかし親善試合をするイギリスは争いから抜け出せるような状況ではない。
「英国の悪どさは有名だ。勝つ為なら本当にどんな手段も問わないからね。刺客のことも【人類保全連合(HCA)】辺りのテロリストに責任をおっ被せるだろうさ」
イギリスの偽装工作は世界一らしい。
証拠は残らないだろうとのこと。
「なーるほどね。刺客による襲撃祭りが始まるってことか。大半の人間はそういう雑音で本スペックを発揮できなくなってしまう」
「ほむほむの言うとーり。それだと困っちゃうから代表になれそうな実力を持つ有能な生徒に護衛を付けてるわけなんだ」
焔の理解に向子が笑む。
そして狂伯を見た。
「立華くんを始めに選んだ合宿メンバーは生徒会長のあたしお気に入り。特に注目してるってわけ。期待も大きいんだよ?」
「てなわけで俺にお鉢が回ってきたわけよ。向子さんとは知らないわけじゃないしね。昔のよしみで軍内部に限った[便利屋]の力を見せてやる。安心してくれよ。俺一人だけが護衛ってわけじゃねーしな」
紫闇は狂伯の経歴を知っている。
龍帝とも所縁が有る人物だ。
「いや、あんたの実力は疑わないよ」
(今の俺だと絶対に勝てない)
狂伯は一年の頃、龍帝に居た。
圧倒的な学年一位の成績。
【全領戦】の学園代表を決める個人戦では決勝で島崎向子に敗れ代表になれなかったが団体戦では全領戦において本選で副将を任され一敗もしていない。
入学直後に向子からスカウトされ生徒会の副会長まで勤めあげた。
当時は文句無しの学園No.2。
2年からは刻名館に転校したが、そこでもいきなり学年1位を取り、転校から一月後には生徒会長の座を譲られてしまった。
魔術学園の
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