第五幕その三
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「その二つをを分けているのです」
「そうだったんだ」
「そうです、この絵は世界を表しています」
「親子でそうなっているんだ」
「そしてこの世の摂理のことも」
このこともというのです。
「そうなっています」
「そうだったんだね」
「おわかり頂けたでしょうか」
「よくね」
ハンクが笑顔で頷いてです、そうしてです。
皆でさらにその絵を見てエジプトの他の絵や象形文字それに石像を観ていきました、そうしてです。
ティータイムとなったので美術館の中の喫茶店でお茶を飲むことにしました、今回のセットはといいますと。
ミルクティーにスコーン、フルーツサンド、そしてケーキです。ベッツイは店員さんが勧めてくれたそのセットを見て言いました。
「今回はイギリス風ね」
「完全にそうだね」
ハンクもそうだと頷きます。
「これは」
「そうよね」
「エジプトなのにね」
「イギリス風になることは」
「ちょっとね」
「意外だね」
「多分ですけれど」
恵梨香が言ってきました。
「エジプトはイギリスの人達が沢山いた時期もあったので」
「それでだと思います」
神宝も言ってきました。
「ピラミッドや王家の墓を発掘したのもイギリスの人が多かったですし」
「スエズ運河もでしたね」
ジョージは外の世界のこちらのお話もしました。
「イギリスが長い間持っていましたね」
「そう思うとイギリスとエジプトが縁が深いですね」
ナターシャも言いました。
「だからこうしてティーセットはイギリス風だと思います」
「僕もまさかと思いましたけれど」
最後のカルロスが言いました。
「これはこれで、です」
「エジプトなのね」
「そう思えばいいかと」
「エジプトは古代だけじゃないってことね」
五人の言葉を聞いてベッツイはこう考えました。
「要するに」
「そうだと思います」
「つまりは」
「それでティーセットはイギリス風で」
「そのイギリス風を飲んで」
「そうして楽しめばと思います」
「そうね、そういえば最近ミルクティーを飲んでなかったわ」
ベッツイは自分自身のことに気付きました。
「だったらね」
「今はですね」
「これを機会にね」
カルロスに笑顔で応えてでした、ミルクティーのカップを手にしてです。
そうして飲んでみてこう言いました。
「美味しいわね、こちらのお茶も」
「ベッツイ最近紅茶はね」
「レモンティーが多くて」
「後ストレートだね」
「ミルクティーは」
ハンクにも応えて言います。
「本当に最近はね」
「飲んでいなかったから」
「久し振りに飲むと余計に美味しいわ」
「そうだよね」
「イギリス風のセットもいいわね」
「そうだよね、スコーンやサンドイッチもね」
「それでケ
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