力を得た代償は・・・
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られている様子のティオス。そんな彼の視界に水を纏った拳が入る。
「くっ!!」
イヤな予感がした彼は受け止めるのではなく咄嗟にその場から飛び去る。その判断が正しかったことを、すぐに彼は理解できた。
ドォンッ
「バカな!!」
「きゃっ!!」
「「「うおっ!!」」」
地面に突き刺さった少年の拳は、大地を大きく抉り取る。その衝撃波はあまりにも強大で、近くにいたティオスもウェンディも、距離を取っていたカミューニたちですら吹き飛ばされてしまったのだ。
「ウェンディが近くにいるのに、随分雑な攻撃を繰り出してくるな」
「ウェンディ?」
ゆっくりと立ち上がりティオスの方へと体を向けるシリル。額からいまだに赤いものを流し続けている彼の顔を見た少女は、血の気が引いていくのを感じた。
「それが一体どうしたのさ?」
真っ白な翼とは真逆の暗黒の模様が浮かび上がっている少年。その姿は明らかに、何かの異変が起きていた。
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