第十三話 ライセン大迷宮
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「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「スミマセンデシタ」
「ミレディ‥‥少しやり過ぎだって」
「ごめんごめん。それじゃあ授けるから魔法陣に入ってねぇ〜」
魔法陣の中に入る俺たち。今回は、試練をクリアしたことをミレディ本人が知っているので、オルクス大迷宮の時のような記憶を探るプロセスは無く、直接脳に神代魔法の知識や使用方法が刻まれていく。
「こいつは‥‥‥やっぱり重力魔法か」
「そうだよ〜ん。ミレディちゃんの魔法は重力魔法。上手く使ってね…って言いたいところだけど、白髪ボーイとウサギちゃん二人、それに変な棒持った君も適性ないねぇ〜もうびっくりするレベルでないね!」
「やかましいわ。それくらい想定済みだ」
イライラした声でハジメが返す。
「まぁ、ウサギちゃんは体重の増減くらいなら使えるんじゃないかな。君たちは……生成魔法使えるんだから、それで何とかしなよ。白髪ちゃんに金髪ちゃんと仮面くんは適性ばっちりだね。修練すれば十全に使いこなせるようになるよ」
「ふむ‥‥‥イメージが難しいな。とりあえず某骨のイメージで行くか」
とりあえず俺はその辺にあった岩に重力魔法をかけた。指をクイッと上に向ける。
バキッ!
岩が持ち上がって天井にぶつかり破裂した。鍛錬すれば恐ろしいことになりそうである。
「うわお。初っ端なのに中々にいいね。これならミレディちゃんの次に重力魔法使いになれるかもね」
「お褒めの言葉どうも。あ、そうだ。」
俺は思い出したかのようにミレディに手を当てた。
「んん?何すんの?痴漢?」
「黙っとけ‥‥‥“巻き戻し”」
折角なのでゴーレムから人間の姿に戻すことにした。ミレディゴーレムが光に包まれる。そして‥‥‥。
「ふえええ?!」
なんと金髪蒼眼の美少女が現れた!
「Oh‥‥‥黙ってれば美人」
「ちょちょちょ!?どういうことー!?」
「時を巻き戻したんだよ。オスカーと幸せに暮らすんだな」
「オーくんと‥‥‥?」
「オスカーがこれから先着いてきても退屈だろうからな」
実際はキャラ削減の((((殴
「まあ、とりあえず俺たちは神殺しをするが、ここをクリアした証として何か貰えないか?」
「分かったよ〜。人間の姿にしてくれたお礼ね。優しいミレディちゃんは珍しい鉱石もあげちゃうね☆」
そう言って指輪みたいアーティファクトと珍しい鉱石を多数渡してくれた。
「ありがとう。役に立たせてもらう」
「それじゃあお別れだねぇ。また会ったときはよろしくねぇ〜!」
そう言っていつの間にか天井からぶら下がっていた紐を掴みグイっと下に引っ張った。
ガコン!!
「トラップ!?」
その音が
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