壱
1 笑顔と笑顔で物語は始まるのか?
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日に胸を踊らせていた……。
だからこの時はあんな事が起こるなんて思ってもいなかった……。
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「返信完了っと」
帰り道、俺は穂乃果ちゃんから着たメッセージに返信をしていた。
「なんだよタカユキ、もしかして彼女か?」
隣りで茶化す様にタケシが絡んでくる。
「違うよ、友達だよ友達」
「んだよ、つまんねぇなー」
「女の子の話題が欲しいならユウキに聞けよ」
「それはなんか嫌だな」
「あ、その気持ち分かるわ」
そんなくだらない会話をしながら、俺達は帰り道を歩いていた。これからこんな感じの毎日が始まるって考えると…なんか楽しみだな。
「きっと良いことあるさ」
「あ?いきなりどうした?」
「何でもないよ。ほら、さっさと帰ろう」
俺はタケシの背中を叩き走り出した。
明日には穂乃果ちゃんやことりちゃん、そして海未ちゃんとも会えるかもな。そう思うと俺は更に楽しみになってきた……。
だからこの時は考えていなかった。明日、学院に言い渡される事を。俺に降り掛かる試練を……。
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