第二章
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「やっぱりね」
「巨乳ですね」
「そのキャラはね」
「もう私の役イコール巨乳ですね」
「完全にね、これはラジオでまた突っ込まれるわね」
「そうですよね、しかし」
ここで陽子はこんなことも言った。
「作品によりますけれど」
「どうしたの?」
「いえ、作品によって」
本当にそれ次第でというのだ。
「胸って時々有り得ない位大きかったりしますよね」
「そうね、服の上からでもわかるどころか」
「はちきれんばかりで」
「バスト百は普通に超えてる様な」
「そんな場合もあるわね」
「ないわ、っていう位ですよね」
陽子は笑ってそうした胸の話をした、服の上からでもわかるどころかその服を破らんばかりの巨乳について。
「乳首の形まで出る」
「ええ、アニメでもね」
「あんな胸は」
それこそとだ、陽子は麻里に話した。
「作画の人達も思われてるでしょうか」
「漫画家さんやライトノベルのイラストレーターさんの絵柄ね」
「そのせいですけれど」
「あそこまで胸が大きいと」
「服着るのも大変ですね」
その服を破らんばかりだ、収めるのも大変だ。
「それに動く時も」
「肩だって凝るわよ」
「みたいですね、胸が大きいと」
それならとだ、陽子は応えた。
「凝るみたいですね、私は小さいですから」
「凝らないっていうのね」
「そうですからね」
自分から笑って話した。
「ですから」
「それでなのね」
「はい、肩は凝りますけれど」
陽子にしてもだ。
「それでもです」
「胸のことでは」
「想像すらです」
その時点でというのだ。
「出来ません」
「そうなのね」
「だってないですから」
陽子はこのことは笑って話した。
「そもそも」
「だからなのね」
「はい、それでも役は」
「大きい役ばかりね」
「本当に、私はそうした役が続くんでしょうか」
「そうね、もうね」
それこそだとだ、麻里は陽子のその疑問に答えた。
「作品の制作の人達の間でもね」
「私はそうしたイメージで」
「ファンの人達の間でもね」
「定着してますね」
「貴女の現実と一緒にね」
「それで、ですね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「もうね」
「このことはですか」
「少なくとも当分の間はね」
「続きますか」
「ええ、だからもうそこは受け入れて」
「やっていくことですね」
「それに巨乳の役ばかりでも」
このことはそうであってもというのだ。
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