第五章
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だがすぐにだ、警察が動き。
ジャイアンツというギャング団自体にだった、警察は完全武装で向かい。
催涙弾まで使い一斉検挙に乗り出した。最新装備をフルに使った組織だった謙虚にギャングが勝てる筈がなかった。
ハラキヨセンと手下達もだった、催涙弾で動けなくなり。
そこに警官達が流れ込んだ、銃で攻撃してもだった。
「全然効かないぞ!」
「何て防弾チョッキだ!」
「ヘルメットも固いぞ」
「俺達の攻撃が全く通じない」
「何だこの警官共」
「どんな装備なんだ」
「何やっちゅうねん」
ハラキヨセンは旧式の棒毒マスクを被って催涙ガスを避けつつ述べた。
「これは」
「これが新しい警察でしょうか」
「新しい政府の」
「やけに装備がよくで数も多くて」
「組織立っていますが」
「わし等と全然ちゃう」
まさにというのだ。
「これは」
「このままでは捕まります」
「全員そうなります」
「どうしましょう」
「ここは」
「逃げるしかないか」
ハラキヨセンはこう思った、だがこの瞬間にだった。
彼等は全員最新型のそれこそ旧式の防毒マスクでは効果がない睡眠ガスを受けて眠らさせられた、そうしてだった。
全員警察に検挙された、そのうえで。
取り調べを受けた、こうなってはどうにもならなかった。
殺人や暴行、強姦、放火、薬物の使用と売買といった様々な凶悪犯罪は最早誰の目にも明らかだった。それで。
ジャイアンツの者達は全員死刑となった、当然ハラキヨセンもだ。むしろこのギャング団の中で特に獰猛であり貪欲だった彼の受けた判決は特に厳しいものだった。
凌遅刑となった、身体をゆっくりと少しずつ切断していく処刑だ。その判決を受けてすぐに処刑場に送られたが。
彼は処刑直前にこんなことを言った。
「何でわしが死刑になるんじゃ」
「決まっている、悪事を働いたからだ」
執行人の一人が彼に冷たい声で告げた。
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