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ヘタリア大帝国
TURN35 マレー侵攻の前にその四
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そうして。
 ガメリカ軍はまたしてもダメージを受けた。ミサイルを搭載している艦艇や駆逐艦が攻撃を受ける。次の攻撃がこれで封じられてしまった。
 こうなっては日本軍の攻めるままだった。彼等は得意の鉄鋼弾攻撃にも入った。
「よし、やるぜ!」
「はい!」
「提督、行きやしようぜ!」
 田中の部下達が上官に威勢よく応える。
「俺達の出番ですね!」
「それなら!」
「ああ、敵艦隊に殴り込め!」
 そしてだというのだ。
「それで手当たり次第に叩き潰すぞ!」
「合点です!」
「それじゃあ!」
 指揮する上官の影響を受けてだった。彼等も威勢がいい。その威勢と共に。
 田中が率いる艦隊、〆羅のそれも敵軍に接近し至近距離で鉄鋼弾を放つ。それで能力を失った空母や少ない戦艦を攻撃する。そうしてだった。

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