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おっちょこちょいのかよちゃん
37 飛行機内での決戦
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攻撃をした。火は消えたが、バーシムは機体の壁に打ち付けられた。
「や、やめろ・・・!」
 奥平は痺れた身体を無理に動かす。奥平は手榴弾を投げた。杉山、大野、さりのいる位置へと向かう。
「危ねえ!」
 川村がバズーカを発砲した。手榴弾にあたってその場で爆発した。そして火の粉が舞ってその場で消えた。
「天よ・・・、我・・・、に・・・」
 バーシムが苦しみながらも呪文を唱えようとしていた。
「ヤス太郎、その男は呪文を唱えようとしてるよ!眠らせて!」
「了解でやんす!」
 ヤス太郎はパチンコを発射した。眠り玉だった。バーシムは眠った。それを石松が斬り込もうとする。
「おのれ・・・。あ、に、き、を・・・!!」
 奥平は悪あがきのように動く。服に隠し持っていたリボルバーを出し、石松を撃った。
「石松!」
 だが、石松は振り向き、奥平からの銃弾を弾いた。だが、奥平はあるスイッチを押した。
「自爆スイッチを押した。お前ら纏めて死ね!」
「何だって!?逃げるぞ!!」
 大野、杉山、さりはかよ子のいる方へと向かう。ブー太郎、山口、川村、ヤス太郎も急ぐ。
(このままじゃ巻き添えになる!!)
 さりはそう思うと護符の力が発動した。皆は瞬間移動し、気がつけば戦艦の中に戻っていた。
「あ、あれ・・・?」
 かよ子は突然の瞬間移動であっけにとられた感じだった。
「皆、帰ってきたのか!」
 かよ子の父は驚いた。ブー太郎、山口、川村、ヤス太郎も加えて。
「大野くうん、無事だったのねえ!!」
 冬田は泣きながら大野に抱き着いた。
「おい、冬田、抱き着くな・・・!!」
「よし、最後の砲撃・・・、ん?」
 三河口は異変に気づいた。
「飛行機が爆発してバラバラになったぞ!」
「ええ!?」
 皆は戦艦の窓を見る。爆発と共にバーシムと奥平が乗っている飛行機が爆発し、バラバラとなった。
「あの飛行機に乗ってたのは誰だったんだい?」
 かよ子の父が尋ねた。
「二人いて一人は異世界から来た奴です。そしてもう一人は日本赤軍の人間でした」
 さりが答えた。
「日本赤軍!やっぱりそうだったのね」
 奈美子はやはりと思った。
「前に清水(ここ)に来たあの丸岡って奴と同じ組織(ところ)の奴か!」
 北勢田は胸糞悪いような気分になった。
「でも、いつすみ子の友達まで来て、どうやって戻って来たんだ?」
 濃藤が質問した。
「俺達も気づいたんだ、この大雨、何か怪しいって。それで捜索していたらブー太郎と出会ってさ。それであの飛行機がクサいと思ったんだよ。そしたらすみ子達もいたってわけさ」
 川村が説明した。
「でも、日本赤軍の奥平って奴が飛行機の自爆スイッチを押したんだ。それに気づいたらいつの間にかここに瞬間移動したんだ」
 大野が代わって
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