第二百二十話
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第二百二十話 値段を見て
春奈はイーとリャン、自分達の使い魔達と自分の部屋においてコンタクトの話をしてから今度はネットでコンタクトについて調べた。
そしてまずは値段を見たが。
「あまり安いと胡散臭いし」
「だからですね」
「安過ぎるものはですね」
「それは置いておいてね」
それでというのだ。
「確かな値段の見たら」
「高いですか」
「やはりそうですか」
「幾らお金出してくれると言っても」
春奈は自分の両親のその申し出の話もした。
「それでもね」
「高いとですね」
「ご両親に悪いですか」
「眼鏡がもうあるから」
だからだというのだ。
「それでまた買ってもらうことはね」
「ご両親に悪い」
「負担になりますね」
「だからね、それに」
春奈は使い魔達にさらに話した。
「やっぱりどうしても」
「目の中に入れる」
「そのことがですね」
「あらためて考えると」
コンタクトレンズのことはというのだ。
「それが問題だから」
「それではどうされますか」
「この件は」
「やっぱり止めるべきね」
春奈はこの答えに至った。
「眼鏡でいいわ」
「左様ですか」
「そちらにされますか」
「ええ、もうね」
二匹にあらためて答えた。
「眼鏡でいくわ、これからも」
「そうですか、では」
「もうコンタクトのことは」
「いいわ」
諦めるとだ、二匹にこうも言った。
「これでこのお話は終わりにするわ」
「わかりました、では」
「その様に」
「ええ、じゃあ今から勉強するわ」
ここで言うのは学校の勉強だった、早速教科書とノートそれに鉛筆や消しゴムを出してそれからだった。
春奈は勉強をはじめた、その目には眼鏡がかけられていて実によく似合っていた。
第二百二十話 完
2019・12・20
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