第四幕その八
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「普通でね。アメリカの中にはね」
「エジプトもあるんだ」
「エジプトの研究もされているから」
現代のアメリカではです。
「だからよ」
「エジプトもあるんだね」
「そうなの、それで私達もね」
「今こうしてだね」
「ピラミッドの中にいるのよ」
「そして冒険をしているね」
「そうよ、あとここの冒険ははじまったばかりだから」
ピラミッドの中のそれはというのです。
「思う存分楽しみましょう」
「そうだね、けれど」
「けれど?」
「いや、アヌビス神の祭壇で礼拝をしたけれど」
ピラミッドに入ってすぐのことをお話するのでした。
「他の神々の祭壇もだね」
「そうしていくことになるわ」
「そうだよね、やっぱり」
「面白い神様が一杯いるから」
エジプトの神様にはとです、ベッツイはお話しました。
「沢山の神様の祭壇に行くわよ」
「どんな神様がいるか楽しみだね」
「最初のアヌビス神もだったわね」
「そうそう、厳粛な感じがしたけれど」
それでもとです、ハンクも答えました。
「お話のわかる神様でね」
「威厳もあってね」
「しっかりした神様だったから」
「お話してもよかったわね」
「本当にね」
こうお話しました、そしてです。
皆でお話しながらお昼を食べてでした、デザートも食べてです。
皆は冒険を再開しました、その次はトト神という神様の祭壇のところに来ました。この神様はといいますと。
朱鷺の頭をしています、それでカルロスは思わず言いました。
「今度は鳥なんですね」
「おや、頭のことを言っているね」
「はい、神様の」
カルロスはトト神に応えました。
「入り口のアヌビス神はジャッカルで」
「そう、我々の多くはだよ」
トト神もカルロスに応えてお話します。
「動物の頭を持っているのだよ」
「エジプトの神様は」
「人の頭の神様もいるがね」
「動物の頭の神様もですね」
「いるのだよ、そして私も我が友アヌビスも」
「動物の頭の神様なんですね」
「そうだよ、他にもね」
他の神様達もというのです。
「そうした神は多いから」
「そういうことですね」
「君達が思う神様の多くは違うと思うけれどね」
「中南米の神様は何か」
カルロスはトト神の言葉を聞いて言いました。
「生きものの恰好している神様が多いですけれどね」
「神獣の様なだね」
「はい、どうも」
「けれど生きものの頭をして身体が人間の神様は」
ベッツイが言ってきました。
「確かにね」
「少ないね」
「エジプトの特色かしら」
「大抵は人間の姿そのままだと思うがね」
「ええ、本当にね」
「しかしエジプトではそうなのだよ」
「動物の頭の神様が多いのね」
ベッツイはまた頷きました。
「そうなのね」
「
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ