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ヘタリア大帝国
TURN34 開戦と共にその十
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よな」
「まだ結婚されていないとか」
「ああ、そうみたいだな」
 何時しかだ。話題はその女社長の話題になっていた。
「切れ者みたいでな」
「結構抜けているそうですね」
「何なんだろうな、その社長」
「私もわかりません。ですがベトナムで敗れれば」
「インドまで来られるな」
「万が一インドを失えば」
 あの辺りの星域を全て失えばだというのだ。
「我が国は窮地に陥ります」
「エイリスの国力のかなりの部分があそこにあるからな」
「ですから。日本の進撃を止める為にも」
「ベトナムで勝ってマレーとかを奪回しないとな」
「その為にも」
 二人でこうした話をしてだった。エイリス軍のかなりの数が太平洋に向かった。太平洋での戦いにエイリスも本格的に加わろうとしていた。
 ソビエトは動かなかった。今のところは。

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