第四話 奈落の底
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魔物の肉には猛毒があり、一度食べたら最期、死ぬしかないのだが‥‥。
「おい待て。仮に魔物の肉を食べたとしたら、なんで生きてる?」
「ん?それはな、この水のおかげだ。飲むと体力、魔力、肉体の崩壊は防げる。俺がなんだかんだで生き残ったのもこいつのおかげさ」
「そ、そいつは凄まじい‥‥ところで、魔物を食べたなら何かあるんじゃないか?筋肉がエグいし」
「あ、そうだな。えーと、ステータスプレートは‥‥‥っと」
ハジメがステータスプレートを取り出した。
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南雲ハジメ 15歳 男 レベル:8
天職:錬成師
筋力:100
体力:300
耐性:100
敏捷:200
魔力:300
魔耐:300
技能:錬成[+鉱物系鑑定][+高速錬成][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合]魔力操作・胃酸強化・纏雷・言語理解
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「……なんでやねん」
「ファッ!?」
「ゑゑゑ!?」
「なあにこれえ」
それぞれが思い思いの反応をする。そう、ハジメのステータスがとんでもないものになっていたからだ。魔物を食らうだけでここまで強くなれる‥‥俺は舌なめずりをした。
「蜂起。ぶっつけで悪いが、ノートで俺たちに胃酸強化を付与してみてくれ」
「おう、やってみるわ。‥‥付与!」
すると、俺、拓人、蜂起の体がペカーと光る。光が収まるのを待ち、俺は早速ハジメが仕留めたであろう二尾狼の肉を食べた。
十秒……
一分……
十分……
何も起こらない。いや、起こったには起こった。力がさらに上昇した気がしたのだ。身長も伸びている。だいたい175cmぐらいだろうか。
「よし、成功したみたいだな。拓人と蜂起も食いなよ」
「そんじゃ」
「食いますか」
拓人と蜂起も肉に食らいつく。そして三人でステータスを確認した。
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林拓人 15歳 男 レベル:8
天職:指揮の番人
筋力:300
体力:600
耐性:500
敏捷:200
魔力:1500
魔耐:300
技能:指揮[軍隊指揮][物理指揮][魔法指揮]・魔力操作・複合魔法・魔力自動回復・言語理解・胃酸強化・纏雷
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恷蜂起 15歳 男 レベル:8
天職:記憶の番人
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