第四幕その六
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「ピラミッドの中で飲むワインもいいね」
「そうなるのね」
「私としてはね、どちらも古代エジプトだからね」
「エジプトって凄いんだ」
ボタンは牛乳を飲んでいます、そのうえで言うのでした。
「大昔からあって」
「そうだよ、八千年の歴史があるというね」
「八千年もあるんだ」
「おおよそだけれどね、はっきりわかっているのは四千年位というね」
外の世界の歴史ではというのです。
「本当に長いよね」
「オズの国の歴史よりずっと長いね」
「遥かにね」
「そういえばオズの国の歴史は」
カルロスが言ってきました。
「僕達が生まれるずっと前からあるけれど」
「そう、エジプトよりはね」
「新しい国ですか」
「遥かにね、中国や日本より古いかも知れないけれど」
それでもというのです。
「エジプトよりはね」
「古くないんですね」
「流石にね」
「そうなんですね、多分皆のお国の中では」
カルロスはオズの国の人達そして恵梨香達四人も見てお話しました。
「ブラジルが一番新しい国ですが」
「そうなんだ」
「うん、十九世紀に独立したからね」
それでとです、ハンクに答えるのでした。
「国としての歴史はね」
「一番新しいんだ」
「その筈だよ」
「それは意外だね」
「ポルトガルの植民地でそれ以前もアステカとかマヤとかインカみたいな古いインディオの国もこれとなくて」
それでというのです。
「国の大部分がアマゾンだしね」
「あの物凄く広い密林地帯だね」
「大きな川の流域にあるね」
「だからなんだ」
「そう、国としての歴史はね」
「カルロスの国が一番新しいんだね」
「ブラジルがね」
そうなっているというのです。
「実はね」
「そうだったんだね」
「今じゃ中南米で一番大きな国だけれど」
それでもというのです。
「歴史はね」
「新しいんだね」
「そうなんだ」
「それは知らなかったよ」
ハンクにしてもです。
「中南米って歴史が長いと思っていたら」
「だからそれはね」
「アステカとかインカだね」
「そう、メキシコやペルーのお話で」
それでというのです。
「ブラジルはね」
「そうじゃないんだね」
「エル=ドラドがあったとも言われてるけれど」
「エル=ドラドってあの」
「そう、無限の黄金があるね」
「楽園みたいな場所だね」
「そこはブラジルにあるっていう伝説があったけれど」
ブラジルにはというのです。
「伝説でね」
「はっきりしたことはだね」
「わからないんだ」
こうハンクにお話しました。
「これがね」
「そうだったんだ」
「とんでもない大自然はあってもね」
「アマゾンだね」
「あとサッカーにカポエラにね」
スポーツのお話もしました。
「サンボあ
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