暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep21執務官を目指して〜to recieve training 4〜
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私の目を隠していたのはルシルだったようで、ルシルの後ろにはニヤニヤと笑ってるアルフと、私たち人数分のショートケーキとミルクティーの注がれたカップの載ったトレイを持つエイミィの2人が居た。

「今日は海鳴市の家に帰る予定だったからな。アースラ経由でないと帰れないから、ここに居るわけだが。本当はフェイトの勉強の邪魔にならないように少し挨拶して帰ろうと思ったんだけど・・・」

「私が引き止めたの♪ どうせならみんなで一緒にお茶しない?って。あと、フェイトちゃんへのサプライズで、だ〜れだ♪をルシルにやってもらったの」

テーブルに一旦トレイを置いて、私たちの前にケーキとティーカップのセットを置いてくれたエイミィがそう言った。私は「あ、ありがとう、エイミィ・・・!」ケーキのこともあるけど、ルシルを引き止めてくれたことにも感謝した。

「うん、どういたしまして! ほら、クロノ君も。クロノ君用の甘さ控えめケーキを作っておいたから」

「ああ、すまないな。ではフェイト。少し休もう」

「うんっ」

モニターを全部消してお菓子休憩の準備を整え終えたところで、アルフが席から立ち上がって「ほら。ルシルはフェイトの隣だよ」ルシルを私の右隣の椅子に座るように促して、ルシルの両方に手を置いて無理やりっぽく座らせた。アルフはそんなルシルの右隣に座った。私はそんなルシルをじーっと見ていたから、だから「どうした?」ってルシルが首を傾げた。

「ううん。えっと、久しぶり、だね」

「ん?・・・あぁ、直接逢うのは久しぶりか。ごめんな? なかなか時間が合わなかった」

「あ、ううん! 大丈夫! 確かにちょっと寂しくなって、逢いたいな〜、話したいな〜とか思ってたけど! でも、ルシルだっていろいろ忙しいのに逢いたいなんて我儘も言えないし! しかもセレス執務官がルシルをハグしてるのが嫌だな〜って思ったり!」

「「とりあえず落ち着け、フェイト」」

ルシルとクロノからそう言われてハッとする。そんな私の様子に苦笑しているルシルは「そうか。じゃあ次からは、タイミングが合えば逢いに来るよ」って言ってくれて、すごく久しぶりに頭を撫でてくれた。

(気持ちいい・・・)

とても安心できて、その気持ちよさにまぶたが重くなってきた。目を閉じてルシルのナデナデを堪能。ルシルの手が離れるのが寂しいけど、今はお菓子休憩。エイミィの作ってくれたケーキや淹れてくれたミルクティーをいただこう。

「「「「「いただきます」」」」」

手を合わせて、フォークで一口サイズに切ってパクッと食べる。うん、いつもどおり「美味しい」ケーキだ。ルシルや、甘い物が苦手なクロノも「美味い」って満足しているし、アルフに至ってはたったの2口で食べ終えてた。

「美味かったぞ、エイミィ
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