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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep21執務官を目指して〜to recieve training 4〜
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終えると、「えっと、じゃあ・・・」アルフが私の前で両膝立ちしてくれたから、「いつもありがとう、アルフ」って頭を抱き締める。まだまだ子供な私だから母さんみたいに大きな胸じゃないけど、少しでも安心してくれたら嬉しい。
「あれれ。艦長どうしたんですか? ていうか、フェイトちゃんもアルフも」
そんなところにレクリエーションルームに入ってきたのは「エイミィ」だった。エイミィはクロノの補佐をする執務官補で、アースラの主任通信士でもある。あと、ひょっとしたら私の義姉ちゃんになるかも?しれない。
「親子のスキンシップよ♪」
「なるほど〜。あ、艦長。クロノ君が戻ってくるそうで、アースラへの転送の許可を求めてます!」
「判ったわ、わざわざありがとう、エイミィ。転送を許可します」
「了解です。そいじゃ、パパッとトランスポートを起動っと!」
エイミィが手元に展開した空間キーボートのキーをいくつか打った後、「クロノ君? いつでもどうぞ!」って通信を繋げて、声だけの『了解した。これよりクロノ・ハラオウン、帰艦します』っていう声が私たちの間で流れた。
「さて。クロノも戻ってくることだし、私もブリッジに戻るわ。フェイトとアルフは・・・」
「あ、まだここで勉強を続けます」
「あたしもフェイトに付き合うよ」
執務官試験は1年に2回、9月と3月に行われる。今日は7月29日で、9月の試験まで1ヵ月半もない。執務官になるための勉強期間が短いっていうことで、9月の試験はパスすることになっている。私だってたった1、2ヵ月の勉強だけで合格できるなんて思ってないから、パスするのは当然だと思う。
「判ったわ。頑張ってね」
母さんは最後にもう1回わたしの頭を撫でて、レクリエーションルームを後にした。そしてエイミィは「あとでケーキを差し入れるね♪」ってウィンク。私とアルフは「ありがとう!」お礼を言って、レクリエーションルームから出て行くエイミィを見送った。
「エイミィの作るケーキ、あたし好きだから待ち遠しいよ」
「うん、そうだね。おやつの時間までまだまだ時間があるし、頑張って勉強しよう」
勉強を再開して、一旦法律関連から離れて指揮官資格の資料を読み始める。執務官は個人ごとにスタイルと言うものがあって、クロノみたいに最少人数(補佐はエイミィだけだから2人)で動いたり、補佐も付けずに単独だったり、数人の部下だったり、十数人や数十人と捜査官などを連れてチームで動いたり、本当にいろんなスタイルがあるけど、共通して必要なのが、現場の人員を動かせる指揮官資格だ。
(私は・・・補佐はどうしよう。アルフは居るけど、補佐と言う感じじゃないし・・・)
私の隣の席に座り直したアルフをチラッと見ると「ん?」って首を傾げた。そんなア
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