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ヘタリア大帝国
TURN33 マニラ攻撃その九
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りながら東郷に話す。
「真希ちゃんもまた」
「そうか。真希は孤児じゃないがな」
 帝になる条件の一つにそれがある。親戚や外戚の存在を考慮してのことだ。
「それでもか」
「孤児でなくとも力がある場合もあるのでしょう」
「それは祖国さんもか」
「はい、歴代の帝でだけ見ました」
 そうだったというのだ。
「ですが真希ちゃんも」
「そうか。その力でか」
「はい、今回東郷さんは助かったのでしょう」
「奇貨だな。しかしな」
「あてにしてはいけませんね」
「ああ、こうした力を頼りにしてもな」
 こう言ったのである。
「力が出なくなった時に攻撃を受ければだ」
「思わぬ事態になりますね」
「そうだ。こうした力はどうしたら完全に出るかどうかわからない限りな」
「頼りにしてはいけませんね」
「そうだ。それに子供をあまり軍艦に乗せることもな」
 そうしたこともだとだ。東郷は言う。
「軍属でもないとな」
「そうでもない限りはですね」
「俺は乗せない」
 こう言ったのである。
「そうしたい」
「わかりました。では今回のことは」
「あくまで奇貨として捉えて今回だけだ」
 使わないというのだ。具体的には。

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