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装者達が勘違いしている件について
閑話@キャロル(後編)
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でやっからさ!』

その言葉を聞くたびに、彼女の心から、『黒いもの』が除かれていった。

実際、彼女は『イリーガルな手段で』彼や彼の会社に手を出した相手を処分したのは、彼女がムカついたからで。

彼に命じられてそのような事は、今まで一度もない。

だからか。彼女は初めてあったときからずっと、『彼』には失望を感じることなく、ずっと側にいた。

「ふふ、お前が世界を救った、とか言ったら、お前はどう言うかな?」

きっと彼は、何時も通り、こう言うだろう。

「おお、すげーじゃん、俺!…………キャロルからごほーびとかあるの?」

彼女の大好きな、笑顔と共に。
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