TURN33 マニラ攻撃その五
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ガメリカ軍の動きは急に慌しくなった。その中でだ。
キャシーは自分の旗艦の艦橋に入った。しかしその服装はというと。
軍服ではなかった。あの上に羽織っただけのものですらだ。今の格好はというと。
黒のワンピース、胸と腰のところがかろうじて一枚でつながっているだけのビキニよりも露出が多いのではないかという水着姿だった。身体のラインも露わだ。
しかもその足にはサンダルだ。完全に今までビーチにいた格好だった。その格好の彼女を見てだ。
艦橋のスタッフ達も驚きながらだ。こう彼女に言った。
「あの司令、せめて」
「ああ、軍服位っていうんだろ」
「はい、そうですここは」
こう言うのだった。
「せめて上だけでも」
「わかってるさ。じゃあな」
キャシーは早速司令の椅子にかけてあった軍服の上着を羽織った。そうして。
持っていた半ズボンもはいてだ。何とか普段に近い格好になってから言うのだった。
「バトルだな。楽しむぜ」
「しかしそれでもです」
「今の我が軍は艦載機とビームが使えません」
「そして敵はおそらくその両方を使えます」
「魚からのものにしても」
「ちっ、整備やコントロールが間に合わないんだね」
このことはキャシーもすぐに察した。伊達に提督ではない。
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