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遊戯王BV〜摩天楼の四方山話〜
ターン22 機械仕掛けの地底神
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禅を組んだ状態で音もなく現れる、超重武者には珍しい丸みを帯びた黒い装甲に身を包むレベル7のシンクロモンスター。薄闇に紛れたその姿は、見る者の意識を逸らす作用を持つ。

「自身の効果によって特殊召喚されたバードマンはゲームから除外されるが……ここで再び、フィールドから墓地に送られたイワトオシの効果を発動。超重武者装留チュウサイを手札に加え、手札からその効果を発動。このカードを場の超重武者モンスター、カカ−Cに装備し、さらに装備魔法としての効果を発動。装備モンスターをリリースすることで、デッキから更なる超重武者を特殊召喚する。私が選ぶカードは、超重武者装留ビックバンだ」

 超重武者装留ビックバン 攻1000

「支度は終わりだ、後は最後の仕上げだな。シノビ−A・Cの効果を発動、私の墓地に魔法・罠が存在しないときに1ターンに1度、このカードの元々の守備力を半分にすることでこのカードをダイレクトアタッカーとすることができる」

 超重忍者シノビ−A・C 守2800→1400

「そして今の私の場には、機械族の効果モンスターが2体のみ。よって魔法カード、アイアンドローを発動。カードを2枚ドローする代わりに、このターンに私は後1度しかモンスターを特殊召喚できない。もっとも、もうこのターンに特殊召喚を行うつもりはないがな。最後にこのビッグバンは、場の自身を守備力1000アップの装備魔法として超重武者に装着することができる。当然、この効果を使わせてもらう」

 超重忍者シノビ−A・C 守1400→2400

「随分と待たせたな、バトルだ。シノビ−A・Cでダイレクトアタックする」

 足元の水面へと、座禅を組んだまま垂直に潜っていく超重忍者。その水深とシノビ−A・Cのサイズからいって本来その全身が完全に水に潜ることなどありうるはずがないのだが、事実それは目の前で起きている。そして清掃ロボの背後へと音もなく浮上し、カメラの死角から機械仕掛けの杖でそのボディーをしたたかに打ちつけた。

 超重忍者シノビ−A・C 守2400→清掃ロボ(直接攻撃)
 清掃ロボ LP4000→1600

「ピピピピピ……ダメージ、損傷確認。動作率98%に低下、パフォーマンスに低下はないと判断。デュエルを続行します」
「無駄に頑丈なことだ。メイン2にスケール8のメタルフォーゼ・ヴォルフレイムをライト(ペンデュラム)ゾーンにセッティング、そのままペンデュラム効果を発動。装備状態のビックバンを破壊することで、デッキからメタルフォーゼ・コンビネーションをフィールドにセットする。さらにカードを1枚伏せ……そしてこのターン終了時に、シノビ−A・Cの効果も切れる」

 超重忍者シノビ−A・C 守2400→1400→2800

「私のターンです。スタンバイフェ
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