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開闢せし世界の運命
第2部
原作編
1話
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ァントは狂戦士(バーサーカー)。意思の疎通は、ハジメから期待していなかった」

 デイビットさんに関しても零士さんはよく話し合えたと思っています。同じところで境遇していたのでしょうか、凄いと思いました。

「そして、最後の一人が、海藤零士。極東の日本生まれで、時計塔では考古学の秀才。両眼とも特別な魔眼持ちでね。左眼は常に眼帯姿がよく目立ったわね。Aチームの中で、頭脳明晰、頭の回転が異常すぎていた。知識量も豊富で、Aチームの中では参謀的な立ち位置にいた。総合力に関しては二番目だけど、頭脳、智謀に長けた戦いだったら、あの世界最高の私立探偵(シャーロック・ホームズ)犯罪界のナポレオン(ジェームス・モリアーティ)にも匹敵する魔術師だ。藤丸立香(キミ)と同じ国の生まれだけあって、日本神話に関してはとても強かった。あとは、チェス、将棋とかも強かったな。この私ですら、相手になれなかったほどだ。予定していたサーヴァントはエクストラだったかな」

「私も零士さんに関しては不思議な人物だったと思います。彼はデイビットさんや芥さんとの距離を縮めてる方でした。なにより、物知りでした。外に出ることができなかった私に、故郷の話をしてくれました。Aチームの中でもキリシュタリアさんとよくチェスをしてることが多かったので、余程、参謀的な立ち位置だったのだと思っています。オフェリアさんが零士さんと一緒にいたがるのも今なら、分かります」

 私はその時のことを口にしたら、先輩は

「ふぅ〜ん、同じ日本人として話し合いたかったな」

「・・・・・・けど、彼らは一癖も二癖もありそうなマスターたちばかりだろう・・・・・・でも、一つだけいえるとしたら、零士くんだ。彼は藤丸立香(キミ)と同じ経験してる風合いがあった。言うなれば、実戦慣れという奴だ。彼からはそれが僅かに滲み出ていたのがわかる」

 実戦慣れですか。まさか、零士さんが魔術師戦をしていたのでしょうか・・・・・・? 今は、彼に聞くことも出来ませんから。凍結処理が終えたら、会えると思います。



 だけど、私たちは気づきませんでした。まさか、このあとにあんなことが起きるとは思っていませんでした。



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