3話
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く、Aチーム入りしてるペペロンチーノやベリルでも知らないって言っていたわね。それだったら、他のメンバーに聞いてみましょう。
でも、デイビットは話してくれなそうだし。キリシュタリアさんは話しづらいわね。
そう思ってたら、いつの間にか図書室に来ていた。そしたら、そこには、本を探してるマシュと読書をしてる眼鏡をかけた女性が座ってた。私は眼鏡をかけた女性の方に歩み寄り、
「・・・ちょっと、良いかしら」
話しかけてみると、眼鏡をかけた女性は目線だけ私の方に向けて
「・・・・・・誰?」
観察をしてる視線ね。でも、ここは
「私はオフェリア・ファムルソローネ。最近、Aチーム入りしたマスター候補よ」
「・・・芥ヒナコよ。私もAチームのマスター候補・・・・・・それで、何のよう?」
彼女は訝しげに視線を向けてくるので、私は率直に話し始める。
「ちょっと、聞きたいことがあったの」
「・・・・・・聞きたいこと?」
「海藤零士についてよ」
私が零士のことについて聞いたら、芥ヒナコは視線を私の方に向けて、本に栞を挟んでから、閉じる。
「・・・・・・零士のこと。知ってることなら、話すけど・・・・・・」
彼女が零士のことを知ってそうだったので、話にのろうとしたとき、
「あれ? オフェリアさんに、芥さん。こんなところで何をしてるのですか」
此にやってくるのは、ショートのうすピンクの髪をして、片眼を隠し、眼鏡をかけた少女が歩み寄ってくる。
「・・・・・・いえ、海藤零士について聞こうかと思って・・・・・・」
「零士さんですか? 私も表面的な部分しか知り得ていません」
「だから、彼女に聞こうかなって思って・・・・・・」
「・・・・・・それについては良いけど、零士はどうしてるの?」
「・・・・・・彼はキリシュタリアさんの方に行ってるわよ」
「だったら、チェスでもしてるんじゃないかしら」
「チェス?」
「・・・・・・零士はAチームの中で随一の頭脳を持ってる。だから、キリシュタリアに呼ばれては、相談事をしながら、チェスをしてるそうよ」
「そうなんですか。ちなみに勝率は」
マシュは何気ないことを聞いてくるとヒナコは
「六:四らしいよ。零士が六で、キリシュタリアが四らしいけどねって、それよりも零士のことが知りたいのでしょう」
「そうね、話してくれるかしら。零士について」
「・・・・・・まず、初めに言っておくけど、零士は普段は人から接しやすいけど、本当は人をあまり信用していない」
彼女の口から出た言葉に私とマシュは驚きを覚えた。
「・・・・・・どういうこと?」
「此は、彼から聞いた話。彼は物心をつ
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