10話
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それなりに膨らんだ胸部が露わになり、次いで腰、両腕、太ももと彼女を包んでいた立方体が流れ出す。一糸纏わぬ彼女の裸体はやせ衰えていたが、それでもどこか神秘性を感じさせるほど美しかった。そのまま、体の全てが解き放たれ、女の子は地面にペタリと女の子座りで座り込んだ。
「立ち上がるだけの力もないか」
ハジメは『神水』で回復しようとする手を少女が震える手でハジメの手を掴む。
顔は無表情だが、その奥にある紅眼には彼女の気持ちが溢れんばかりに宿っていた。
「・・・ありがとう」
その一言だけでギンとハジメはフッと笑みを零す。
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