暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第67話
[8/8]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ト三世はトワにある書類を手渡した。
「これは……?」
「…………それには私の知りうる”真実”の全てが記されている。機会があれば、ギリアスの息子にも教えるつもりであったのだが……」
トワに書類を手渡したユーゲント三世はベッドで体を横にさせた。
「オリヴァルトが未だ諦めておらぬ”第三の道”、そなたらならば見つけられるかもしれぬ。……そしてどうか……セドリックを取り戻して……そなたらだけの…………」
「陛下……?」
「おい……!!」
話の途中で話す事を止めて目を閉じたユーゲント三世の様子を心配したアリサが心配そうな表情をしている中、アッシュは真剣な表情で声をかけた。

「………………」
「……お眠りになったみたいだね。」
「相当無理をしていたんだろうな。」
目を覚まさない様子のユーゲント三世が既に眠りについた事を悟ったアンゼリカとクロウは静かな表情で呟き
「……セイランド教授を呼んでくるわね。」
それを見たセシルは部屋から退室した。

その後、皇帝の病室には『面会謝絶』の札がかけられ……トワたちはセイランド教授と共に一度看護師たちの控室に戻った――――――


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ