TURN31 開戦その七
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やっぱり私達の祖国だけはありますね」
「・・・・・・・・・」
久重がさらに言おうとするとだった。ここで。
平賀が彼をつんと右手の人差し指で突付いた。それで止めたのだった。
「あっ、すいません」
「・・・・・・・・・」
「そうでしたね。祖国さんに僭越ですね」
「・・・・・・・・・」
平賀は無言でこくりと頷いた。
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