第三幕その五
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「百年前どころか三十年前だとね」
「夢みたいな、それこそ」
「空想科学だってでしょ」
「それが今ではね」
「普通のものになってるのよ」
「それだったらね」
「そう、巨大ロボットでも頭にプロペラを付けただけで飛ぶことも」
そうした科学もというのです。
「やがてはね」
「実現するかも知れないね」
「それを今の科学技術と知識だけで出来ない、無理とか言うだけでは」
「本当に何も生み出さなくて」
「この世で最も無駄なことよ」
ベッツイは心から否定しました。
「むしろどうしたら出来るか、どうしたらいいのか」
「そう考えてこそだね」
「何かを生み出して」
そしてというのです。
「世の中はよくなっていくのよ」
「そうした人は進歩もしないね」
「何一つとしてね」
「そう思うと本当に」
「そんな人位下らない人もいなくて」
「下らないこともないね」
「私は心から思うわ、そんな人がピラミッドを観ても中に入っても」
今目の前にあるそこにです。
「何も学べないわね」
「また下らないこと言って下らないこと書くんだね」
「そうなるわ」
「僕も生きていてそんな人になりたくないですね」
カルロスも心から思うことでした。
「本当に」
「全くよね」
「そんなことして意味があるのかな」
「何もないとしか思えないよね」
「本当に無駄なことね」
恵梨香達四人も思い言うことでした。
「今の科学の知識だけで漫画やアニメの設定を否定しても」
「何も生み出さないし」
「何の進歩もしない」
「そんなものだね」
「夢みたいな設定があったら」
漫画やアニメでとです、カルロスはまた言いました。
「それをどうしたら実現出来るか」
「そう考えるならいいね」
「それならね」
「そこから素晴らしいものが生まれる可能性があるから」
「スマホみたいなものも生まれるから」
「テレビとか電話も」
ハンクはこうしたものについてから考えました。
「昔の技術じゃ夢みたいなものだったけれど」
「今は普通にあるわよね」
「そうだよね」
「通信だってそうよ」
ベッツイはこの技術のことについて思いました。
「私達がボームさんと通信していた」
「そうそう、僕達のことを知ってもらう為にね」
「その技術だってそうでしょ」
「魔法というかね」
「空想みたいなものだったのに」
「オズの国でも外の世界でも実現しているから」
「若し否定していたら」
当時の知識で、です。科学であっても。
「私達はオズの国のことを知ってもらえなかったわよ」
「ボームさんを通じて皆にね」
「そのことも無理だったから」
「何でも否定してもね」
「何にもならないわ」
「全くだね」
「本当に科学も万能でも絶対でもないよ」
カエル
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