9話
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ことを考えてた。それと・・・」
ハジメは扉の両脇にいる一つ目の巨人。
「如何にも侵入者防止というのがヒシヒシに感じとれるんだけど・・・」
「言えてるぜ・・・だが、この先に帰れる方法が見つかるかもな」
ハジメはドンナーを手にしながら不敵に呟く。
「とりあえず、俺は左」
「じゃあ、俺は右だ」
簡単な打ち合わせをしてから、ハジメが扉に触れ、強引に錬成でこじ開けようとするも、バチィン!! と拒まれるようにハジメの手が弾き飛ばされる。
すると、両脇にいた一つ目の巨人が動き出す。目的は侵入者防止するため、葬り去るからだ。
だけど、相手が悪すぎる。
ギンは『秋水』で軽く一閃し、ハジメはドンナーで一つ目を撃ち抜いた。しかも、能力を利用した火炎弾込み。
それを見て、ギンは
「ほぅ〜、能力を扱いこなしてるようだな。使い方もオリジナルで面白みのある」
「俺としては雷とかが良かったかな」
「貫通力のことだろう」
「ああ・・・」
ハジメが言ってることは『悪魔の実』の能力が炎ではなく雷がよかったと口にしてる。
その理由はギンでも分かる。
「雷は性質上、貫通力があるとされてる。それが出来たら、これほど苦労しないよな」
「ギン。雷を操る能力者とかいるのか?」
「いるよ。ゴロゴロの実を食った男を知ってる。年齢は俺と同じぐらいで皇帝の座に就いた男・・・『妖髪』――ユン・ルイルック・パーフィス。現皇帝の中だったら、俺に次いでの化物だ」
「俺からみてもギンって結構な化物だよな。あの魔物を首と胴を離ればなれにさせちまった。斬撃を飛ばすって難易度高くねぇか」
「豪剣じゃないとできないからね。筋力に関係するから・・・剣士として筋力が豪剣じゃないと斬撃は飛ばせない」
「剣士っていえば、八重樫はどうなるんだ? お前、訓練前は八重樫と一緒だったじゃねぇか」
「雫も豪剣タイプだと思うけど、修業するしかねぇだろう」
ギンの言葉でハジメもそれもそうだなと納得する。
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