6話
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優花は
「私はもう・・・戦争に参加したくない・・・」
「優花ちゃん・・・」
優花が言ったことに香織は心配な表情になる。
「そうね。私も・・・戦争には参加したくないけど、私には目的がある」
「魁くんを探すことだね」
香織は雫の目的を言い当てる。
「ええ、今は銀華を探さないといけないわ。このカードも『オルクス大迷宮』の方向を指してるわ。今も彼は奈落の底にいることになるわ」
雫は三等分にしたビブルカードを勝手に進みゆく方向から『オルクス大迷宮』にいることが判明してる。
「ねえ、私・・・思うんだけど・・・」
優花は手紙を読んで思ったことを口にする。
「魁くんって・・・意外と頭がキレるよね?」
問うと
「確かにそうかも・・・」
香織は賛同するも雫は
「銀華は頭がキレるけど、破天荒で自由な男よ。バイトする前まで後先考えずに喧嘩とかしてるし。危険なことでも平気で首を突っ込んだから」
意外と銀華のことをよく視てる発言だった。
「雫って・・・意外と銀華のことをよく視てるよね・・・」
優花は指摘するも
「でも、そんな彼が嫌いになれないのよね」
雫は頬を朱に染め、ときめかせる。
香織と優花はそんな雫に
「雫ちゃんが乙女になっちゃってる」
「魁くん・・・雫をここまでさせたんだから死ぬことはないけど・・・戻ってきなさいよ!!」
「ちょっと!? 私が銀華を好きみたいに聞こえるけど!?」
「え? 好きじゃないの?」
香織の天然な発言にえっとなる雫。
「むしろ、雫って自分に素直になれないよね。いっつも、天之河の苦労ばっかりを背負い込んでるから」
「う、うぅ〜、言い得て妙だから・・・言い返せない」
ここで雫は優花に指摘されて項垂れてしまう。
「だけど、雫だったら、魁くんと付き合っても良いと思うんだけどなぁ〜」
「だから、何を言ってるのよ!?」
「私もお似合いだと思うけど?」
続けざまに香織の天然な発言に雫は顔真っ赤に染めるのだった。
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香織と雫が目を覚ましたのを知ったのは翌日のことで――。
そこで、檜山が皆の前で土下座して謝り始める。
皆、すぐに分かったが・・・。香織と雫にとって、そんなのはどうでも良かった。
光輝の質問は風球についてのことを聞いてくるも檜山柱ないの一点張りだった。
そこで光輝が深く考えた後、結論づけたのは――、
「やっぱり、魁
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