5話
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う。
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銀華サイド
イヤァ〜、落ちるところまで落ちたな。
俺は今、南雲と一緒に奈落の底にいる。
まあ、五体満足無事だが、助けが来るとは思っていねぇよ。
むしろ、彼奴に仲間っていう意識するあるのか分からねぇしな。
「とりあえず・・・どっかに隠れるか」
「・・・うん・・・そうだね」
やけに元気がないな。
それもそうか。クラスメイトに見捨てられたんだ。
疑心暗鬼になってもおかしくないか。
とりあえず、俺たちは人気のない場所に向かうことにした。
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三人称サイド
その頃、無事に生還した勇者一行とメルドさんたちは王国に帰還した。
生徒大半は人の死というのを目の当たりにし、過酷な現実を知ることになった。
王国としての反応は死んだのが無能のハジメと孤高の銀華だった。
ハジメに関してはほっとするも、銀華に関しては豹変することだった。
何故なら、彼の天職に海賊というのがあり、ステータスすらも不明で、魔力操作と不可解なスキルがあった。
魔力操作といえば、魔物の象徴。王国と教会は異端なるもの扱いだった。
しかも、天職の海賊ということでさらに悪化させる。
海賊というのはトータスでも悪人扱い。それによって、銀華を完全に異端者認定された。
此を未だ眠ってる雫が知ったら、乱心するのは間違いない。
香織もハジメの捜索することすらも認められなかったことを知ったら、どうなるのか?
王国と教会は知る由もなかった。
メルドさんもこうなることを予見して、唇を噛む。
処分として、数日の謹慎処分と一年の減給で収集した。
今、香織と雫は一つの部屋で休んでる。
医者の話だと、生命維持のため、気を失ってるとのこと。
今は優花が看病してる。
彼女は雫に次いで、銀華と仲が良い。
彼のバイト先の娘なので、なにかと馬が合う。
なので、彼女はメルドさんからわけを聞くことにした。
「メルド団長・・・どうして、魁くんが異端者ってどういうことですか?」
彼女の質問にメルドさんはうむっと考えた後、他言無用いや八重樫さんだけには話しておいてくれると嬉しいということで、ある事件を話した。
「数ヶ月前になる。突
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