5話
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まないな、南雲。巻き込んじまって・・・」
謝罪する。
「・・・いいよ。どうせ、僕がいなくても皆だったら、なんとかなるよ」
案外、開き直ってるな。
「どうだろうかね。少なくとも、クラスの中には俺かお前のことを疎んでる奴がいることは確かなようだけどな」
「それってやっぱり・・・」
こんな状況下で俺と南雲は暢気でお喋りをしていた。
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雫サイド
嘘っ・・・・・・銀華が奈落の底に落ちていく。南雲くんと一緒に・・・・・・。
私は酷く焦燥感に陥っていた。
無意識に助けようと思って、身を乗り出そうとする。
でも、それを龍太郎が取り押さえてくる。
私の眼から銀河が見えなくなってしまった。
銀華と相手をしていた大男もいつの間にか姿を消していた。
許せない。
あの大男だけは許せない。
「殺してやる・・・」(-。-) ボソッ
この時の私の中にあったのは、あの大男に対する殺意しかなかった。
「・・・殺してやる」(-。-) ボソッ
「雫? どうしたんだ?」
龍太郎が私に話しかけてるけど、今の私の気持ちは
「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる・・・・・・殺してやる!!!!!!」
私の心を支配してるのは復讐心しかなかった。
私の殺意、怨嗟の声に便乗して幼馴染みの香織も募らせていた。
だけど、そんな私と香織をメルドさんは手刀で後頭部を叩かれる。
ぎ・・・銀華・・・
目の前が真っ暗になっていく中、目の前から消えていく彼を見て、涙を零してしま
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