4話
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れてきてくれるか」
急に声をかけられた南雲だけど、俺の言ってることを理解してすぐさま、あのバカを連れて行くことにした。さて、俺は後方の奴らをやるとしますか。
俺は大業物の『秋水』を抜き、後方から来るトラウムソルジャーたちを『秋水』で大きく一閃させただけで斬撃が飛び、後方にいたトラウムソルジャーたちを一瞬にして一掃していく。
さらに、あのバカも合流して、ソルジャーたちが一掃されていき、
「皆! 階段前を確保するぞ!!」
あのバカの声で全員が階段の方へ駆けだしていく。包囲網が突破されたし。俺はあの魔物でも倒しに向かいますか。
俺は『縮地』で一瞬にして南雲の方まで、移動する。右に『秋水』。左に最上大業物の『初代鬼徹』を手に、駆け抜けていく。
生憎、俺は生前から少々戦闘狂だったところがあるからな。こういった強敵を相手にするのは、三大勢力の化物共や八王で相手をして以来か。口角が上がってしまいそうだ。
俺は南雲の前までやってくると、彼は自前の錬成で下半身を埋まらせているベヒモスという魔物。
南雲はどうしてという表情をしてるも、俺は僅かだけ口角を上げてしまった。楽しませてくれよ、ベヒモスとやら。俺は『秋水』と『初代鬼徹』を手に、軽く振ってから、オッドアイでベヒモスを見る。
「どうして、ここに来たの!? 魁くん!?」
「簡単さ。俺はただやり合いたいだけさ。誰にも誓約もなく、自由に戦いたいときに戦いたいんだ」
フッと笑みを零す俺に南雲は
「変わってるね、魁くんって・・・」
「俺が変わってるのは分かってることだ。それよりも、南雲、視ておけ。粋がってる餓鬼共と俺の違いをな・・・」
俺は両手の刀を鞘に納め、居合の態勢に入る。
近くにいる南雲と遠くで視てる雫は俺の構えから居合の構えをしているのをわかる。
「荒廃の世の自我、斬り裂けり・・・二刀流・居合――」
俺は両手で『秋水』と『初代鬼徹』を抜刀する。
二つ太刀筋が『ベヒモス』を縦に両断する。
「――『羅生門』」
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