4話
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き、後ろから全体の様子を見ていた。
俺としてはごっこ遊びで粋がってる餓鬼共を視ないといけないからな。
それに目的の二十層に到達する。
その道中で、あのバカが大技を使うというアホをしでかす。その所為でお叱りを受けてるようだがな。まあ、そんなのどうでもいいけど、白崎さん、南雲への視線を向けるのを止めてほしい。周りへの視線が此方に集中するから。
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天之河の身勝手な行動によってお叱りを受ける結果になったあと、
「・・・・・・あれ、なにかな?」
そう呟いた白崎が指さす方向に視線を転じると、そこには青白く発光してる宝石が壁に埋もれてた。メルドがグランツ鉱石といって、白崎がうっとりと見つめてた。チラリと南雲に視線を向ける銀華。
「だったら、俺が取ってきてやるよ!」
檜山がそう言って、壁をよじ登っていく。メルドの制止も無視して、檜山が鉱石に振れそうになったとき、銀華は見聞色の覇気で未来を視た瞬間、思わず、舌打ちをしてしまうほどだった。
「団長! トラップです!」
トラップを発見した団員が叫ぶも、檜山が鉱石に触れてしまった。その時、部屋全体に魔法陣が展開されてしまい、脱出ができずに、そのまま転移されてしまい、巨大な石造りの橋に転移されていた。
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チッ!? 檜山のバカがくだらないことをしたせいで、ヤバいことになった。出入口は上階への階段があるが、まあ、そんな簡単に逃がしてくれると思っていないけどな。
その時、俺の予想通りに階段側の方には骨だけで構成されていた魔物共がうじゃうじゃと沸いてきた。しかも、見聞色の覇気で反対側の方から巨大な気配を感じとれた。
俺は振り返ると、トリケラトプスに近いヤバそうな魔物がいるじゃないの。見聞色でも分かるけど、強そうだな。ヤバイ、久々にゾクゾクしてきた。
「アラン! 生徒たちを率いて『トラウムソルジャー』を突破しろ! 光輝たちもアランに続け! 残りは奴を食い止めるぞ!!」
メルドさんが指示を出してるようだけども、此奴らは今の状況だと理解できてるかわからない。しかも、あのバカは加勢しようとまで考えてる。自分の行動が集団にどんな影響を与えてるか全く理解できていない。さてと、まず、俺は後方の奴らを始末するとして、ここの中で冷静な南雲にでも、頼みますか。
「南雲、あのバカを連
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