4話
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でも欠かさずにやってる。
身体が鈍っていたから負けたでは洒落にならないからな。
仲間を守るため、俺は力を付けないといけない。
身体を鍛えてる最中、ふと、見聞色の覇気で気配を感じとった。
「いつから、そこにいるんだ・・・」
俺は建物の物陰に隠れてる彼女に声をかける。
「・・・雫」
「ッ!?」
建物の物陰からビクッと反応してる。
可愛らしい反応するんだな。
「いつから、気づいてたの?」
彼女は物陰から姿を現す。
彼女からの問いに俺は
「ついさっきだ。それで何のよう?」
「用ってこともないけど、香織が急に部屋を出るから後を付けただけよ」
「白崎の後を追って、目的が南雲にあると理解し、俺が部屋の外に出たのを視てたから。俺の後を付けたというわけだな」
俺は自分なりに推理したら、
「そうよ」
雫は恥ずかしそうにテレテレしてる。
可愛らしいな。
俺は意外と強欲なところがある。
欲しいものを妥協しない海賊なんてどこにもいないんだからな。
俺は雫が欲しい。
一人の女の子として俺の手中に収めたい。
俺って意外と欲望がデカくて深ぇんだろうな。
「そろそろ、白崎も部屋に戻ってるんじゃないか?」
「そうかもしれないわね。それじゃあ、私は戻るけど、銀華はどうするの?」
「俺も戻って、明日に備えるよ」
俺はそう言って、雫と一緒に部屋に戻ることにした。
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次の日、『オルクス大迷宮』に入った俺たち。
何故か、俺だけは単独で魔物を狩ってくれと言われた。大方、今までの訓練からそう判断したんだろう。
まあ良い。一言だけ言えることがある。何奴も此奴も技能に頼りすぎだし。身体能力を頼りの戦い方をしていた。まあ良いけど、そういった力だけをぶちまける奴の方が余計に質が悪い。先のこと、場所や状況のことを考えないと話にならない。
かという俺も見聞色の覇気で先の未来を視て、武装色の覇気の『流桜』を纏った石ころの投擲で魔物の脳天を撃ち抜いただけでことを済ませた。
それを視ていたメルドさんが
「凄いな。彼だけは他の皆とは違う。つねに戦いに身を置いている雰囲気だ」
呟いてた。
俺はというと。魔物を倒して、目的物を回収してる合間も見聞色の覇気で周囲の気配を感じていた。どうやら、いないようだが、油断はしてならない。一瞬の緩みが命を落とすからな。俺は回収したあと、集団の後ろ側まで歩
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