暁 〜小説投稿サイト〜
宇宙海賊は世界最強
3話
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「妖刀に近いのか・・・結構、切れ味がヤバいんだよ」

「何で、そんな代物を私にあげるのよ!!」

「雫だったら、扱えそうだと思ったから」

「なに? その私だったら、なんとなく、扱えそうみたい感じは?」

 あら? 若干、おこですなぁ〜。

「怒ってるのよ!!」

 雫は激おこプンプンまるだった。

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 雫サイド

 訓練から二週間が経った。

 私は銀華と一緒に訓練してるけど強すぎない。

 私の太刀筋を見切ってるなんて・・・何でも、彼が言うには、

「雫は地球に於いて、将来、名の通った剣士になるだろうけど・・・井の中の蛙。世界の広さを知らない。地球にいた頃は天狗だっただろうけど、ここではそうは通じんよ」

 悔しいけど、確かにそうだったかもしれない。剣道の試合に於いて、私に勝てる人なんていなかった。

 だから、天狗になってたかもしれない。

 でも、銀華は私よりも途轍もなく強い。

 井の中の蛙・・・まさにその通りね。

 だけど、どうして、私の動きが読めるかしら?

「攻撃には意志がある、気配がある、闇雲に手を出してはダメ。感覚を研ぎ澄ませること。相手の気配を感じとれば、目で見なくても躱せるさ」

「何よ、アニメのような技は!?」

「技ではない技術だ。冷静になって、感覚を研ぎ澄ませれば、相手の気配を感じとれるよ」

 悔しいけど、今の私では銀華に勝てない。

 それでも、私はそんな銀華に守ってもらいたいと思ってる。

 やっぱり、彼って私の願ってる王子様ね。

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