3話
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い、俺のレベルは不明なんだけど、大丈夫か?
「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!」
俺以外の奴らのステータスが分からんな。
あとで雫のでも視ておこう。
「次に『天職』ってのがあるだろう? それは言うなれば『才能』だ。末尾にある『技能』と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが・・・百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」
戦闘職なのは大体理解できるが、海賊といえば、悪党ってイメージだ。
技能に関しては問題ない。むしろ、持っていて当然のものだしな。
「後は・・・各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」
俺のステータス・・・下手をしたら、数十倍じゃなくて、数万倍だと思うんだけど、この成長率はどうなるんだろう。
「ねえ、銀華、貴方のステータスってどうだったの? 私は剣士だけど・・・」
「俺も剣士だ。ついでに海賊もついてる」
「海賊って・・・貴方、いつから悪党になったのよ」
俺に当たるな。
俺としてはステータスを他の奴らに知られたくないな。
なので、メルドさんに開示する際、釘を刺しておいた。
だが、俺の後ろらへんにいた南雲は顔を真っ青にしてる。俺は見聞色の覇気で彼奴の心の内を聞く。
どうやら、彼奴の天職は錬成師で、低スペックのステータスらしい。
あと、南雲を弄るいじめの常習犯の檜山と取り巻き共が見下してる。
まあ、俺からしたら、テメエらこそ、雑魚が粋がってるとしか思えねぇよ。
晒し者にしてる奴もそうだが、他の奴らも助けようとはしない。
地球の奴らはそういったところが嫌いだ。
だけど、愛子先生が止めにかかるもフォローのつもりがトドメをさした。
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