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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
無印編
第19話:危険な演奏会
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一番貧そ、ゴメン、慎ましい体付きじゃん?」
「今貧相って言おうとしましたねッ!?」
「真面目にやれ馬鹿ッ!?」
「イテッ?! おま、アームドギアで殴るのは酷過ぎるだろッ!? 鈍器ってレベルじゃねえんだぞッ!?」
「誰が胸の話したんだよッ!? 身長だ身長ッ!? そこの髪短い奴だよッ!?」
「えっ!? わ、私ッ?」
突然始まるバカ騒ぎの最中、自分が目的であると知らされ驚愕する響。当然ながら狙われる理由に全く心当たりがない為、何故自分が初対面の相手から狙われるのかと狼狽を露にしていた。
狼狽える響を背に隠しながら、奏はクリスに何故響きを狙うのかと問い掛ける。
「響に何の用だ? 見たところ他所の国からのエージェントとかそう言うのじゃ無いっぽいけど?」
「さぁね? あたし達が言われたのはそいつを連れてくることともう一つだけだから。何でかなんて知らないね」
クリスがシンフォギアを纏っている以上、シンフォギアを手に入れる為に経験の浅い響を狙うとは考え難い。
となると、考えられるのは国に属さない若しくは国の意向とかが関係ない独立した組織ないし個人によるものである。いや、これまで二課がロクにその存在を掴むことも出来ずに活動していたという事を考えると、クリスの雇い主は個人であると考える方が妥当かもしれない。
ある程度大きな組織であれば、二課の方でも何かしらの情報を掴むことは出来た筈だ。
響が狙われたと言うところから奏がクリスの背後を色々と推測している横で、颯人はクリスが口にしたもう一つの目的と言うところが気になっていた。奏や翼を一緒くたにしない辺り、装者として欲しているのは響だけで他の2人は必要ないという事。
となると、もう一つの目的で思い当たるのは………………。
「もう一つの目的ってのは?」
「そりゃお前さ、赤い魔法使い。お前を戦えないようにしろって言われてんのさ、あたし達は」
やはりか。颯人は小さく鼻を鳴らす。
シンフォギア以外で何か目的があるのだとしたら、それは魔法使いである彼しかいない。その目的が連れ去る事ではなく無力化と言うのは少し予想外だったが。
差し詰め、あのメイジは対ウィザード用の戦力と言ったところか。目には目、歯には歯、魔法には魔法で対抗しようと言うのも理解できる話だ。
単純にシンフォギアと同等の戦力が他に居なかっただけという可能性もあるが、クリス1人にネフシュタンの鎧とイチイバルの二つを与えているという事を考えれば、戦闘要員として動ける者はあの2人以外に居ないのだろう。
「あぁ、言われなくても分かってるよ透。あいつあたしらの隙伺ってんだろ?」
「は? どうしたいきなり?」
「分かってるって。殺しはしないよ」
「んん?」
徐に、クリスが誰かと話
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