第二幕その九
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「アメリカ大陸からね」
「欧州とかに伝わっていますよね」
「そうなのよね、玉蜀黍とかジャガイモとか」
「ないと困りますよね」
「こういったものがない生活なんてね」
それこそというのです。
「想像も出来ないわ」
「そうですよね」
「トマトやカボチャだって」
こうしたお野菜もというです、ベッツイはそのカボチャをお料理したものを美味しく食べながら言います。
「ないとね」
「困りますよね」
「もう想像も出来ないわ、トマトをね」
このお野菜をというのです。
「パスタやスープに使うと」
「物凄く美味しくて」
「ラザニアなんか」
ベッツイはこのお料理の名前も出しました。
「トマトとチーズをたっぷり入れて」
「あの美味しさですよね」
「だからね」
「トマトもですね」
「ない献立なんて」
とてもというのです。
「考えられないわ」
「こちらもですよね」
「実際に美味しいしね」
見ればボタンはそのトマトを沢山使ったお料理を食べています。
「トマトって」
「そうよね」
「僕も大好きだよ」
見ればボタンのお顔はにこにことしています。
「だからね」
「沢山食べるわよね」
「今夜もね。勿論玉蜀黍やカボチャもね」
こちらもというのです。
「ジャガイモだってね」
「ボタンも何でも食べるね」
ハンクは皮を剥いてふかしてその上にチーズをたっぷりと乗せたジャガイモを食べながらボタンに言いました。
「お野菜だって」
「うん、甘いものが一番好きだけれど」
「何でもだよね」
「美味しいものならね」
それならというのです。
「幾らでもね」
「食べるね」
「そう、そしてデザートにね」
「チョコレートもよね」
「食べるよ」
ボタンはこちらも忘れていません。
「沢山ね」
「そうするね」
「是非ね」
「そしてヂョコレートと一緒にだね」
ハンクはさらに言いました。
「飲みものもだね」
「楽しむよ」
「そうだね」
「ミルクをね」
ボタンが飲みたいのはこちらでした。
「飲むよ」
「そうするね」
「うん、ただね」
「ただ?」
「牛乳はない感じだね」
「山羊でいいかな」
神官さんが皆のところに来て言ってきました。
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