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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
072話 文化祭編・開催3日目(07) 学園祭の終わり・超の旅立ち
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に負けた時点で強制認識魔法は別のプログラムに書き換えられる事が最初から決まっていました』
「その、書き換えられた内容は……?」

士郎が茶々丸に問いかける。
果たしてその内容を聞いた士郎は少々間抜けな表情になりながらも、

「なるほど……『今日一日せめて明日一日憎しみも悲しみもなく、世界が平和であるように』……か。本当にたいした子だな。超は……とんでもないロマンチストではないか」
「はいー。そこが超さんのいいところなんですよ。そこを甘いと断じますか? 士郎先生?」
「いや、実に潔くていいではないか。明日まではどこでも戦争や争いは起きない……それだけでどれだけの人が一時とはいえ助かる事か……」

それで士郎は今でも3−Aのみんなにもみくちゃにされている超を見ながら、本当に心から賞賛していた。









…………そして、地上では。


『さぁ!皆さん!!敵火星ロボ軍団も参加者のみなさんの労力もありあらかた壊滅!! 巨大なロボも同じく消滅しました!! さらに、ラスボスである超 鈴音がガチバトルで子供先生に敗れました。ということは……?』

あちらこちらで「ということは?」とオウム返しをしている生徒がいっぱいいた。
その変化は世界樹の頭上まで高昇っていった光が激しく世界中に飛び散る光景を目の当たりにしながらも、朝倉は万感の思いを込めながら宣言する。

『我々学園防衛魔法騎士団の完全勝利です!!!!』

その言葉によってそこらじゅうで歓喜の雄叫びを上げるものが後を絶えない。


「やったーーーー!!!!」
「今年は存分に楽しませてもらったぜ!!」
「最後も綺麗だな!! 最高の演出だな!!」
「子供先生ありがとー!!」
「エミヤーン!! よくぞ子供先生を守ったな!!」


と、もう狂喜乱舞者が後を絶えない状況で、それを一般客として見守っていた衛宮一家は、

「ねぇねぇお父様!! お兄ちゃん、かっこよかったね!!」
「ははは。そうだねイリヤ」
「俺もあんなカッコいい事いつかしてみたいぜ!」
「シロウには無理よー!」
「イリ姉、そりゃないよー!」
「フフフ……」

はしゃぐイリヤに、多少苦手意識はあるものの士郎の事を尊敬しだしている士郎。アイリは穏やかに笑みを浮かべて、切嗣はそんな三人を見ながらも心の中で、

(士郎…お疲れ様だったね。きっと、こんなイベントの裏では世界存亡の戦いを繰り広げていたんだろう? 関係者である僕から見たら普通にガチバトルだったからね…)

いつかまた会う事があったならねぎらいの言葉を贈ろうと思う切嗣であった。






◆◇―――――――――◇◆




学園祭最終イベントも無事に終了して、強制時間跳躍弾をくら
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