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なんかポケモンの世界に転生したっぽいんだけど質問ある?
トレーナー とうろくを しよう!
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ビンビンに感じる。でも俺達に襲い掛かって来ることはない。俺達人間が野生のポケモンを警戒しているように、ポケモンも人間を警戒しているからだ。せいぜい、警戒心の薄い生まれたて(Lvの低い)の奴か、気性の粗い奴にさえ気を付けて置けばそこまで危なくも無いだろう。
「案外アッサリ着いちゃったわね」
「ん」
「とりあえずさっさとトレーナー登録しに行くぞ。そうしないとリーグにも出られんからな」
そうだよ、ポケモンバトルの頂点・ポケモンリーグ。ゲーム『ポケットモンスター』のシナリオの終着点とも言える場所。ポケモンを闘わせるのが大好きで大好きで大好きな負けず嫌いの変態共の集まる戦場。画面越しでしか味わえなかったあの空気を、俺はリアルに感じられる世界に立って居るんだと改めて感じたら、感動と興奮でウッカリチビりそうになっちまったぜ。外側は10歳とは言え中身は30過ぎのオッサン、流石にチビるのは勘弁だ。
「早く来いよキョウヘイ!置いてくぞ〜!」
「あ、コラ待てや!」
マサラタウンよりかは都会っぽい街中を歩いていくと、前世の免許センターみたいな建物に体育館らしき物がくっついた施設があった。
「ここがトレーナーセンター、ポケモントレーナーの資格登録とポケモンについての講習をやってる場所だ」
「詳しいな緑郎」
「本名で呼ぶんじゃねぇよキョウヘイ。ま、俺のもおじいちゃんの受け売りだけどな」
なんだよ、オーキド博士の受け売りか。なら詳しいわな。
「さっさと行きましょ?」
「うし、行くか」
ドキドキしながら4人でトレーナーセンターのドアをくぐった。
「トレーナーセンターへようこそ!本日はどの様なご用件ですか?」
「トレーナー登録です」
「ではこちらの登録用紙に記入を。皆さん身分証明書は持っていますか?」
「いえ、全員10歳になったばかりなので」
「では、お名前と住所の欄にも間違えない様に記入してください」
受付のお姉さんとやり取りをしているのはグリーンだ。どういう手続きが必要なのか聞いてるんだろうから、ここは任せた方が無難だろう。……にしてもすげぇシステマチックだ、本当に前世の免許センターみてぇ。
「……はい、生年月日と住所の確認が取れました。トレーナー名はどうしますか?」
「トレーナー名?」
「ポケモントレーナーとしての名前です。本名をそのまま使われる方もいますが、中には自分で考えたトレーナー名を使う人もおられます」
ほーん、リングネームとかペンネームみたいなもんか。
「お前らどうするー?」
「俺様は『グリーン』だな。流石に呼び出しで本名呼ばれるのはキツい」
「私も『ブルー』にするわ。そっちの方がカッコいいもの!」
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