暁 〜小説投稿サイト〜
ラブドライブ!〜女神の守り人〜
転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,2 Grim Reaper
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で俺がこんな事したのか理解不能って目だなァ……教えてやろうか?」


俺は何も言わずに瑠川を睨む。瑠川は気色の悪い笑みを浮かべている……。反吐が出そうだ…。



「ま、理由なんて別にねぇけどな」
「無い…だと…?」
「強いて言うなら……人を殺してみたかった…だな」


 そう言うと瑠川はゲラゲラと笑い出した…。ロイミュード共も俺の背後で笑っている………。









 狂ってる……。
 ただ狂ってる……。

 転生者も…この世界の人間も……。
 なら俺は狂ってないのか?


 いや、きっと俺が一番………。


「狂ってる…」


「あッ?」
「本当……馬鹿だったよ俺は。敵を捜してる内に貴様らと戦う理由を考え……貴様ら“と”戦う理由を考えている内に…貴様ら“の”戦う理由を考えていた…」
「……何が言いたい?」
「ある訳ねぇよなァ…。人ってのは皆悪魔だ。理由が無くても他者を傷つけ殺せる…そういう生き物だ。理由無き悪意も殺意も、そこら中に転がっている…。転生者もこの世界の人間も根本は同じだ…」


 俺は刺さっていたナイフを引き抜き投げ捨てる。


「貴様らに理由が無いなら……俺にも理由は要らねぇ…。仮に貴様らにそれが有っても知った事では無い………。全て俺の敵だ…」


 俺は懐からブレイクガンナーを取り出した。


「もう貴様らの理由も、是非も問わん……」




 俺は痛む左腕を無理矢理上げ、ブレイクガンナーのマズルに左掌を押し付けた。


「只々……」


 そして左掌をマズルから離す……。








「地獄で…悔むがいい……!」



《Break up…!》








___________________________










?????瑠川利也は目の前の現実を受け入れられずにいた。ロイミュードの存在は問題無い。仲間である野村や佐竹らからその存在については聞いていたからだ。


?????彼らと仲間になったのは修学旅行の2週間前。偶然にも野村がロイミュードになり、殺人を犯している所を目撃したのがキッカケだ。瑠川には強い殺人願望があり、とにかく人を殺してみたいという思いがあった。幼少の頃から周囲から隠れて兎や犬、小鳥などの動物を殺していたという過去を持っている。


??????そんな彼の前に現れたスナイパーロイミュードは瑠川にとっては信仰の対象となった。簡単に命を奪える力…命を蹂躙できる力…。それは瑠川にとって、最も欲しい物だったのだ。


??????瑠川は野村に協力すると言い、野村も瑠川は利用できると判断して2人
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