転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,2 Grim Reaper
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だろう。この世界に最初からいる男ってことか。
「そういえばクリスマスにA-RISEがライブやるらしいね?」
「そうなのよ!もうチケットは取ってあるわ。しかも3枚!ユウキ!瑠川!一緒に行くわよ!!」
「良いの!?嬉しいな!」
「却下。東條でも誘え」
「何でよ!?アンタ仮にもアイドル研究部の副部長でしょ!?部長の言うこと聞きなさいよ!!」
矢澤はピーピー喚いている。本当に喧しいなぁ…コイツ。何にせよ、俺は行くつもりは無いっての…。
その後は適当に言葉を並べて断った。矢澤も渋々了承してくれた様だ。ライブには矢澤と東條と瑠川の3人で行く事になったらしい。俺はA-RISEのライブなんざ、興味ねぇしな。わざわざ行く必要性も無いって事だ。
……この時、俺がついて行くと言っていれば、結果は変わっていたのかも知れない。辿り着く答えは変わっていたのかも知れない……。
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クリスマス。今日は矢澤と東條と瑠川の3人がA-RISEのライブを観に行く日でもある。時間帯的に今頃会場で大いに盛り上がってんだろうな。
なら、こちらは1人でゆったりと過ごさせてもらおう……。
「1人っきりのクリスマス…………の筈だったんだがなぁ
「……私達が隣りにいるのに、その台詞は無いんじゃないの?」
「……姉妹デートに巻き込んどいて、その台詞は無いんじゃないか?」
俺は今、絢瀬と彼女の妹と一緒に喫茶店にいる。あるシフトカーの最終調整を終えて街をバイクで走り回っていて信号で停車した際、この姉妹に声を掛けられ捕まってしまったということだ。
「迷惑…でしたか…?」
絢瀬妹が上目遣いでコッチを見てきた。
「いや、大丈夫だ。寧ろ、コッチが邪魔してる様に感じてな」
「そんな事無いですよ!ユウキ先輩の話はお姉ちゃんからよく聞いてたんで、会えて嬉しいです!」
「俺の話?」
絢瀬め…ロクでもない話でも吹き込んだのか……。
「はい!凄く頼りになる男の人だって、言ってました!」
「ちょ、ちょっと亜里沙!?」
「ほぉ……意外と高評価だったとはな…」
絢瀬は顔を赤くしながら伏せた。
「兎にも角にも、改めて自己紹介しよう。高田ユウキ。音ノ木坂学院の2年生で生徒会副会長だ」
「絢瀬亜里沙です!元々ロシアに住んで居たんですけど、1ヶ月前に日本に来ました!音ノ木坂中学校の2年生です!」
「1ヶ月前か……その割りにはなかなか流暢な日本語だ」
「日本人の祖父も一緒に住んで居たので
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