転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,2 Grim Reaper
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して立ち上がらせた。
「ごめんねぇ。にこにーが可愛過ぎるばっかりに、貴方にまで迷惑かけちゃってぇ…。ああ!やっぱりにこにーの可愛さは罪なんだわ!」
「無事ならいい。暫くは気をつけろ。なんかあったら俺に言え。生徒会権限で奴らを潰そう」
「ありがとう…でもそれって執権乱用じゃ……」
「使える時に使わずして、何の為の金と権力だ?」
……なんか途中から恐ろしい会話が聞こえてきたなぁ…。ほんで、無視されたにこっちがユウキ君の胸板を叩きながら何か叫んでる…。あ、頭掴まれた……。
「瑠川君、ユウキ、大丈夫だった?」
エリチが2人に尋ねた。ウチもその後ろで返答をまっている。
「俺は無問題だ」
「僕も大丈夫です」
「そう。なら良かったわ」
「それはそうとユウキ君、そろそろにこっち離してやってな」
「ん?…あ、成る程」
ユウキ君のあの握力で頭を掴まれてたにこっちは身体を痙攣させてたんや……。にこっち、南無阿弥陀…。
「イッ…タァァァ…!?ユウキの馬鹿!もう少しでにこの頭潰れちゃうとこだったわよ!って、希は手を合わせるな!まだ死んでないわよ!!」
「何処でもうるせぇな……矢澤は」
「僕は、元気があって良いと思うなぁ」
「むむむむー!…お!何よ、瑠川君は分かってるじゃない♪じゃあ、瑠川君は特別ににこの事をにこちゃんって呼んで良いわよ♪」
「本当?じゃあそうさせてもらうよ」
「絢瀬、帰りの飛行機だが、俺は瑠川の隣りに座るぞ」
「えっ!?」
「えっ…じゃねぇ。コイツをまた、あんな連中に絡ませる訳にはいかんだろ」
「そ、そうね…」
エリチは少し残念そうな顔をしてる。本当やったら、ユウキ君とエリチは隣り同士やった筈やもんな。それが無くなったのが残念やったんやろ。
まぁ、こんな事言ったら、エリチに怒られてしまうから黙っとこっと。
_____________________________
?????修学旅行から2週間後
俺はアイドル研究部の部室で読書をしている。その隣りでは矢澤が鏡を見ながら笑顔の練習とかいうのをやってる。
そこにあの男がやって来た。
「にこにー、高田君、こんにちは」
「あ、瑠川君!こんにちはにこー♪」
「………また来たのか。お前も暇だな」
「ははっ、まぁ特にやる事も無いし、ここに居る方が楽しいしね」
瑠川 利也……修学旅行の時に助けた男子生徒だ。クラスはB組だそうだ。あれ以来矢澤と仲良くなったらしく、よく部室に顔を出している。
俺と同じで他の男子達から嫌われてるらしく、恐らく転生者ではない
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