転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,2 Grim Reaper
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
った。その後、俺はシャワーを浴びに向かった。
「ハァ……」
シャワーを浴びながら、俺は先程の占いのことを考えていた。そして、あの事も……。
未だに本当の敵は見えない。奴らは何が目的なんだ?何故この世界を襲う?一体その先に何があるんだ…?
「”死神しか出ない”……そうだろうな…」
身体中にある傷の一つを指でなぞる
もし解っている事があるとすれば一つ…。それは俺に死神が迫ってるんじゃない……。
「俺が死神なんだ…」
_________________________
????次の日の朝
ウチは東條希や。今日は修学旅行の最終日でさっぽろ羊ヶ丘展望台にみんなで来たんや。
そんで、今は親友のエリチと一緒にクラーク像の前におるんよ。
「おー!アレがクラーク像かぁ」
「”Boys, be ambitious”有名な台詞よね」
そんな事を話していた時後ろから鈍い音が聞こえたので、ウチとエリチは振り返った。見ると音ノ木坂の男子生徒3人が、倒れている同じ音ノ木坂の男子生徒1人を囲んでた。どうやら倒れている生徒は3人の内の1人に殴られて倒れたみたいや。
そして倒れてる生徒には、にこっちが寄っていた。
「ちょっと!?何してんのよ!?」
「そいつが悪いんだよ。俺達がにこにーと話そうとするのを邪魔したんだからな」
「そうそう」
「だからにこは、アンタ達みたいなのと話す事なんて無いって言ってるでしょ!いい加減しつこいわよアンタ達!」
「まあまあそう言うなって…」
男子生徒が、にこっちに腕を伸ばしていく。ウチとエリチはにこっちが危ないと思って走り出した!
………でも、男子生徒の腕はにこっちに届く前に止められたんや。
「なッ!?テメェ!」
「野村 俊一……佐竹 良樹……仁村 敬太……よくもまあ、修学旅行の最終日に暴れてくれたなァ……。一々仲裁するコッチの身にもなって欲しいもんだ」
「ユウキ…!」
にこっちは嬉々とした顔をする。なんせ彼女を助けたのは最も信頼している男子、高田 ユウキ君だったから。
ユウキ君は野村君の腕を掴んだまま、3人を鋭い目付きで睨んでいる。そうなった3人は正に蛇に睨まれた蛙状態。野村君はユウキ君の腕を振り払ってそそくさと逃げ出し、佐竹君と仁村君もその後を追って逃げていった。
「全く……。帰ったら生徒指導室にブチ込んでやろう。……で、無事か瑠川 利也?」
「う、うん……何とかね」
ユウキ君は瑠川君に手を伸ば
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ