転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,3 Both Mach
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「全く、貴方相当ね……」
「うるせぇ……だったら勉強教えてくれよ」
「はぁ?何で私がそんな事しなきゃいけないのよ!?」
「いいだろ別に!散々馬鹿にしたんだし!それに俺達もう友達だろ?」
「?ぇ!?と、友達!?」
俺の言葉に、真姫は顔を赤くした。
「だって、こんだけあーだこーだ話したんだ。友達で良いよな?」
「な、何よそれ!?イミワカンナイ!?」
そう言って真姫は立ち上がって荷物をまとめ、その場を去ろうとしたが、直ぐに立ち止まって俺の方を向いた。その顔は少し赤い。
「……本当……?」
「え?」
「本当に私の事、友達だって思ってくれるの?」
「ま、まぁな」
「どうして?お互い名前だって知らないのよ。そんな相手に友達に成ろうとか、普通言わないでしょ?意味わかんないわよ……」
いや、俺は君の名前どころか、趣味も好物も誕生日もスリーサイズも知ってんだけどね。
あれ?俺、ただの変態じゃね?ま、いいか。
「そんな事言って尻込みしてたら、何時まで経っても友達なんか出来やしないだろ?」
「それは……そうだけど……」
「話してみて、互いに良い奴だなって感じたらもう友達。そういうもんじゃねぇか?俺はお前の事、良い奴だなって感じたぜ」
「?ぇえ!?」
真姫はまた顔を真っ赤にしている。反応が一々可愛いなぁ。そして、どっか出してんだその声?
「ま、自己紹介でもするか。俺は久米野タケシ。3年1組だ」
「……西木野真姫……3年4組よ……」
「よろしくな、真姫」
俺は立ち上がって真姫に手を差し出した。真姫は一瞬躊躇ったが、直ぐに俺の手を握ってくれた。
「仕方ないから……勉強教えてやっても良いわよ……?」
「おう!助かるぜ!因みに俺、音ノ木目指してんだ」
「あら、一緒ね。私も音ノ木なの……本当は嫌だけど……」
「ん?」
最後の方は小声だったので聴き取れなかった。だから何て言ったか聞いてみたんだが、「別に何でもない!」って言われそっぽ向かれてしまった……。
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???月日は流れ……
今日はUTX学院の合格発表の日だ。俺と凛は花陽に付き添いとして一緒に来ている。さっきから花陽は緊張で震えている。
「大丈夫!かよちんなら合格してるよ!」
「そうだって!自分を信じろよ!」
俺は凛と一緒に花陽に声を掛けている
アレから何度か花陽に音ノ木坂に行かないかって言おうと思ったが言えず……。こうなったらもう応援してしまえ!ってことで今日まで来たって訳だ。
あ
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