転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,3 Both Mach
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それから私は、凛ちゃんと一緒に受験勉強を始めました。
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「はぁ……」
俺は昼休みに図書室にあるテーブルに顔を伏せていた。
クッソォ……あのドリル野郎……どうすりゃいい勝てんだよ……?
「ねぇ?」
コッチの手は完全に読まれちまってるし、やり様がねぇっつうの……。
「ちょっと」
それに花陽だ事もだよ……。もう願書は出しちまったらしいし……。
「聞いてる……?」
このままじゃ花陽がUTX学院に入学して、μ'sが……ラブライブの物語が滅茶苦茶になっちまう……。
「ねぇ……」
ああああああああああ!!どうすりゃいいんだよおおおおおおおおお!?
「聞きなさいよ!?」
「おわっ!?」
な、何だ!?
俺は驚いて顔を上げた。そこには俺のことを鋭く睨む少女・西木野真姫がいた……。
「この席、何時も私が使ってるんだけど」
「んだよ……別にいいだろ、何処でも?早い者勝ちだよ」
「良くない!私はこの席が一番集中できるの!!」
知るかよおおおおおおおおおおおお!!
何なのこの娘!?どんだけ我が儘なんだよ!?俺はこんなに辛いのに!?悲しくなっちまうよ!?何コレ虐め!?
「知らねぇよぉ……イミワカンナイ……」
俺はテーブルにぐったりと伏せた。
「私の台詞取らないで!」
その後、俺は結局席を譲ったよ。だってコレ以上クダクダなったら俺の許容範囲オーバーしちまうからな……。
んで、俺は今スター西木野氏の前の席に座ってるって訳ですよ……。
「何か今、凄い失礼な事言われた気がするんだけど」
うん、サラッと心読んだねこの娘。てか、失礼じゃないよ。スター西木野は凄い人だよ。
「何の話よ!?」
……すんません。
「てか貴方、勉強しなくていいの?見た所頭はあんまり良くなさそうだけど」
「な、な、ななな、な何を失礼な!?おおお俺はコレでも頭脳派なんだぞ!?」
「なら、三平方の定理解るの?」
「あ、理科は専門外なんで」
「……数学よ……」
「」
スター西木……じゃなくて真姫は呆れたように溜息をつく。何だよ……。数学なんて解んなくても生きていけるんだよ!世の中ある程度の足し算、引き算、掛け算、割り算が出来ればやってけるんだよ!
「屁理屈」
……あの……マジで心読むの辞めてくれないかな……。
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