暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
フォールダウンモード
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ジュンだったが、あまりの大声量に太一と芽心は同時に飛び上がる。

ついでにこのSOSは他の選ばれし子供達にも同時に送られていた。

内容を聞くと…。

【はあ!?ブイモンのチョコを貰ってぶちギレたテイルモンがフォールダウンモード化して大輔んち(君ち)に襲撃かけてる!!?】

太一や芽心だけでなく、想い人や家族とバレンタインを過ごしていた他のメンバーが同時に叫んだ。

『そうなのよーっ!テイルモンとかを抑えられる大輔が風邪でダウンしてるから私達の家の扉が跡形もなく粉々になるのも時間の問題よーっ!!』

【元凶のブイモンは!?】

『ブイモンは裏口から逃げ出したわよっ!白い空手着を着て赤い鉢巻を頭に巻きながら“俺は世界で一番美味いチョコを食いに行く”って言いながらっ!!』

【はあ!?とにかく今から行きます!!】

真のチョコマスターを目指すブイモンに全員が心の中でツッコミながら本宮家に突撃した。

そして本宮家の玄関では、テイルモンとジュンの戦いが繰り広げられていた。

「開けろ!開けなさいよーっ!!」

太一と芽心が到着した頃には既に犠牲者が出ており、周りに気絶して伸びているアルマジモン達の姿があった。

「みんなーーーっ!!助けてーーーっ!!うちの扉装甲はもう保たないわっ!!」

「ジュンさんっ!?………珍しくまともだな」

「普段は加害者?側なのに珍しいですね」

「メイ〜、太一〜メタ発言は駄目だがん」

「とにかく止めよう!大輔のお姉さーんっ!今のうちにシェルターに避難するんだっ!」

「シェルターって何よアグモン!?うちはただの一般宅なんだけど!?」

「テイルモン!近所迷惑だから止めるだがんっ!」

「うるさいうるさーいっ!口周りにチョコベッタリさせながら正論言うんじゃないわよ!!」

アグモンとメイクーモンの口周りにはチョコレートがベッタリ付いていた。

「「あ、因みにテイルモンのチョコも一緒に美味しく頂きました。中身の生クリームが美味しかった(だがん)」」

「何食ってんのよーっ!あいつをボコボコにした後に勝利を肴にして食べようと思ってたのにっ!!」

【結局食べるんかい】

全員がツッコんだ時に扉が勢いよく開かれた。

「ひでぶっ!?」

【テイルモン!?……!!!?Σ(Д゚;/)/】

扉が激突して吹き飛ばされたテイルモンに驚いたが、それ以上にとんでもない存在がいた。

笑顔の下に憤怒を隠しながらどす黒いオーラを身に纏っているヒカリの姿。

【(ヒカリ(ちゃん)・フォールダウンモード…!)】

「ねえ、テイルモン」

「は、はい!?」

地獄の底から響き渡るような声にテイルモンは先程の威勢の良さを失い、ガタガタ
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