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ようこそ、我ら怪異の住む学園へ
其の壱 四番目の鬼神様
第五話 退治
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えば悪だ。だから、退治しておく必要がある」
「退治なんて……酷いじゃないですか! 他に、何か方法はないんですか??」


 反論してきた元宮の言葉に、四番目がピクリと反応する。そして、ようやく刀を下ろした。
 元宮と二人の怪異はその様子を見て、安心してほっと胸を撫で下ろす。

 だが、その安心もすぐに緊迫に変わる。


「……ある、あるよお? そいつらの依代をぶっ壊すんだよ。そうすれば、そいつらは綺麗さっぱりなくなる」


 退治する以外の方法はないのか、と頭を抱える元宮。
 だが、まるで退治するのが楽しいのかのように、四番目は笑う。


 そして、四番目は刀を振りかぶる。



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