第三百八話 実はいい人だった
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第三百八話 実はいい人だった
日本もドイツ、イタリアと一緒に偉大なプロ野球選手だったその人を見送っています、その中で言うのでした。
「ぼやいて毒舌でしたが」
「その実はだな」
「はい、とても優しい人で」
そうしてとドイツにお話します。
「戦力外になった人達に再び活躍の場を与えてくれたり」
「若手の人達をだな」
「親身に育てていました」
「口では色々言ってだね」
イタリアも言います。
「それでも実は」
「思いやりに溢れた人でした」
「苦労人だったしね」
「そうでした、ですがあちらで」
ここで日本は言いました。
「かつて阪急、近鉄を率いてあの人とずっと戦ってきた方も待っておられます」
「あの人も凄い人だったな」
「八回もリーグ優勝したし」
「寂しくはないでしょう」
あちらでもというのです。
今とても素晴らしい野球人だった方が旅立ちます、日本達もその人を想い今はあちらの世界での活躍を祈るのでした。
第三百八話 完
2020・2・12
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